腸内DNA検査キット

自分の腸内細菌を知る。今まで分からなかった腸内細菌から健康のヒントが得られる、腸内DNA検査。

身体の内側から健康を考えて、未病に対する取り組みを一般化する。腸内細菌叢の情報を正確、そして安価に提供する企業、株式会社マイクロバイオータが提供する「菌ドック」は、すべての細菌が持っている16S rRNA遺伝子を調べる方法により、詳細な腸内細菌の様子が分かるようになりました。
自分の腸内細菌を知ることで、今話題のエクオールを産生する細菌がいるかなど、自分の体のことや健康について、または美容についてなどたくさんのことを知ることが可能になります。
この検査では、腸内細菌の遺伝子を検査し、細菌の種類と割合の確認をすることが出来ます。

腸内細菌とは？

人間の腸内には、およそ１０００種類の細菌が棲んでいるとされています。そしてその大半は大腸に生息しています。腸内細菌には人間にとっていいことをする菌や悪さをする菌、そしていまだに何をしているか分かっていない菌などがバランスをとって生活をしています。いいことをする菌としては、消化の吸収の補助や免疫など健康維持や、老化防止への影響がある菌とされ、代表的なものだとビフィズス菌や乳酸菌、そして酪酸菌などがあります。
逆に、体に悪い影響を及ぼすとされている代表的な菌だとウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌の有毒株が挙げられます。また、腸内細菌は加齢によっても変化してくるとされ、年を取るにつれて、悪いことをする菌の割合が増えてくるとされています。

腸内DNA検査でわかること

１　腸内細菌の割合

腸内細菌叢（腸内フローラ）は、授乳期が終わり、離乳期になると種類数や割合などが大人のものに近くなり、思春期である程度確定するとされています。ただし、百人百様の種類数と割合であり、どれが良いか悪いかは確定されていません。腸内DNA検査では、50種類から150種類検出される腸内細菌を１７種類にまとめて、割合を示します。その他、酪酸菌やエクオール酸性菌、悪影響を及ぼすディフィシル菌などが存在していると、それも合わせて確認することが可能です。

２　腸の年齢

この検査では、独自の計算式により腸の年齢を計算し、提示します。腸の年齢が実年齢より高いと判定されても、食生活の改善や運動などライフスタイルを改善することで変化させることが可能だと考えられます。

３　肥満リスク

腸内細菌の中でバクテロイデスの仲間と、フィルミクテスの仲間の割合で肥満のリスクがわかるとされています。しかし、一般的に「デブ菌」とされるフィルミクテスには乳酸菌や酪酸菌など、人にとって良い細菌も含まれていて、短鎖脂肪酸と呼ばれる、ヒトにとって栄養となってしまうものを作ってくれることがかえって太る方向にいってしまうと考えられます。これ以外にも「痩せ菌」とされるムシニフィラ菌の有無と割合も知ることが出来ます。

４　型判定

腸内細菌のうちバクテロイデス、プレボテラ、ルミノコッカスの3種類のどれかが優占種となることで、３つの型にわけられるとされる報告があります。これらの型は、人種、地域、食生活などが影響しているとされていて、腸内DNA検査では、この3種類の型以外にどれにも分類されない混在型を加えた4種類として判定されます。

５　細菌の多様性

この検査では一人当たり50～150種類の腸内細菌を検出します。見えてくる種類数は多様性を決める項目の１つですが１種類もしくは少数の種類の割合が高く、他の大多数の種類は非常に割合が低い場合は多様性が高いとは言えないため、多様性指数という数値も計算してお知らせします。

6　食事チェック

検査の際に、問診票を提出していただきます。その解答に基づき、食生活をスコア化して点数が表示されます。不規則な食事や偏った食材、食べ過ぎ飲み過ぎなどのマイナス要素と、食物繊維や発酵食品などの摂取というのをプラス要素とし、そこに腸内細菌の多様性も加味して総合的に点数化して提示します。

こんな方に受けてほしい

特に縛りはなく、どんな方でも受けていただけます。
自分のために自分を知るということは大切です。
たとえばヨーグルトなど、スーパーに行けばたくさんの乳酸菌やビフィズス菌の商品を目にします。その中でどれが自分に合っているか、自分の腸内細菌の情報から分かるかもしれません。
また、食生活の改善やサプリメントの摂取など「腸活を頑張っている方」は、腸活の前後で検査することによって腸活による腸内細菌の変化と体感の関係が明らかになります。
またその他、健康の意識や美意識が高い方、おなかの調子に不安のある方など、食生活のアドバイスなども出るため、食生活の改善などに役立てることが出来るようになります。

検査の流れ